実測日 2026-08-19 ・ 測定環境 2025年1月〜2026年5月は一人暮らし・契約電流30A / 2026年6月以降は2人暮らし・契約電流40A(2026年5月に転居)。プランは同一(一般家庭向けの従量制)

一人暮らしの電気代、20ヶ月分の実額 — 30A で年 63,815 円・燃料費調整額が 19.5% 効いていた

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2025年1月から2026年7月まで、20ヶ月分の電気の請求明細を1ヶ月ずつ開いて、請求額・使用量・基本料金・燃料費調整額・再エネ発電促進賦課金を転記した。途中で一人暮らしから2人暮らしになり、契約電流も30Aから40Aに変わっている。プランは全期間で同じ。

先に結論を書く。一人暮らし・30A のフル12ヶ月(2025年)で払ったのは 63,815 円だった。月の平均は 5,318 円、いちばん高い月といちばん安い月では 1.80 倍の開きがある。そしてこの金額は、燃料費調整額の値引きが乗ったあとの数字だ。値引きが無ければ 79,306 円だった。

平均額を書いた記事はいくらでもある。明細を並べると、平均では見えないものが出てくる。

20ヶ月分の請求額と使用量

請求月は検針月であって、使用期間は前月下旬から当月下旬まで。 たとえば「2025年1月分」の使用期間は 2024/12/23 〜 2025/1/22 になる。

一人暮らし・30A

請求月請求額使用量基本料金燃料費調整額再エネ賦課金株引換券
2025-015,815 円170 kWh935.25 円-1,106.70 円593 円104 枚
2025-024,218 円132 kWh935.25 円-1,188.00 円460 円75 枚
2025-035,296 円166 kWh935.25 円-1,465.78 円579 円94 枚
2025-044,107 円122 kWh935.25 円-900.36 円425 円73 枚
2025-054,161 円117 kWh935.25 円-724.23 円465 円73 枚
2025-064,696 円134 kWh935.25 円-856.26 円533 円83 枚
2025-077,375 円216 kWh935.25 円-1,486.08 円859 円130 枚
2025-086,988 円220 kWh935.25 円-2,035.00 円875 円122 枚
2025-096,265 円201 kWh935.25 円-1,989.90 円799 円109 枚
2025-104,443 円140 kWh935.25 円-1,351.00 円557 円77 枚
2025-114,625 円137 kWh935.25 円-1,048.05 円545 円81 枚
2025-125,826 円174 kWh935.25 円-1,339.80 円692 円102 枚
2026-016,867 円206 kWh935.25 円-1,590.32 円819 円120 枚
2026-025,659 円196 kWh935.25 円-2,395.12 円780 円97 枚
2026-034,017 円137 kWh935.25 円-1,656.33 円545 円69 枚
2026-042,872 円78 kWh935.25 円-696.54 円310 円102 枚
2026-053,329 円90 kWh935.25 円-663.30 円376 円118 枚
2026-05(廃止精算・2日分)339 円10 kWh60.34 円-73.00 円41 円11 枚

2人暮らし・40A(転居後)

請求月請求額使用量基本料金燃料費調整額再エネ賦課金株引換券
2026-06(23日分)2,418 円56 kWh925.19 円-408.80 円234 円87 枚
2026-079,898 円283 kWh1,247.00 円-2,034.77 円1,182 円348 枚

2025年(フル12ヶ月・一人暮らし30A)の集計

年間の請求額63,815 円
年間の使用量1,929 kWh
実質単価(請求額 ÷ 使用量)33.08 円/kWh
月の平均5,318 円
月の中央値4,996 円
最も高い月7,375 円(7月)
最も安い月4,107 円(4月)
最高 ÷ 最低1.80 倍
使用量の最高 ÷ 最低1.88 倍(220 kWh / 117 kWh)

燃料費調整額の年間合計

20ヶ月すべての月で、燃料費調整額はマイナス(値引き)だった。

2025年の12ヶ月だけを合計すると -15,491 円。 この値引きが無かった場合の請求額は 79,306 円になるので、 実際の 63,815 円は 19.5% 安いことになる。

単月で最も大きかったのは 2025年8月の -2,035.00 円。この月の請求額が 6,988 円なので、 値引き分は請求額の 29.1% にあたる。

基本料金の比率

基本料金は 30A で 935.25 円の固定。使用量がゼロでもこの金額はかかる。

2025年の基本料金 合計11,223 円
年間請求額に占める比率17.6%
2026年1〜5月の基本料金 比率20.6%

使用量が少ない月ほど比率が上がる。2026年4月は使用量 78 kWh で請求額 2,872 円だったので、 基本料金だけで請求額の 32.6% を占めていた。

再エネ発電促進賦課金

2025年の合計は 7,382 円。年間請求額の 11.6%。

株引換券

契約している電力会社は、支払額に応じて株引換券が付与される仕組みになっている。 2025年の12ヶ月で付与されたのは合計 1,123 枚。 1 枚 1 円として割引に使えるので、年間請求額 63,815 円に対して 1.76% にあたる。

引っ越しで起きたこと

2026年5月に転居した。請求書を並べて初めて気づいたのは、7日間ぶん、2つの契約が同時に生きていたこと。

旧居の最終使用期間2026/5/23 〜 5/24(廃止精算・2日分・339 円)
新居の初回使用期間2026/5/18 〜 6/9(23日分・2,418 円)

新居は 5/18 から、旧居は 5/24 まで。5/18 〜 5/24 の 7 日間は両方に契約があった。 旧居の最終請求は 10 kWh の使用に対して 339 円で、うち基本料金の日割りが 60.34 円だった。

同じ7月どうしで比べる

世帯人数も契約電流も変わっているので、条件を揃えた比較にはならない。 それでも「フル1ヶ月の7月」という点だけは揃うので、並べておく。

2025年7月2026年7月
世帯一人2人
契約電流30A40A
請求額7,375 円9,898 円
使用量216 kWh283 kWh
基本料金935.25 円1,247.00 円
実質単価34.14 円/kWh34.98 円/kWh

請求額は +34%、使用量は +31%、実質単価は +2.4% だった。 人数が倍になっても使用量が倍にならないのは、冷蔵庫や照明のように人数に比例しない分があるため。

この数字の前提

明細を並べて初めて見えたもの

平均額だけを見ていたときは、基本料金がここまで効いているとは思っていなかった。2025年の基本料金は合計 11,223 円で、年間請求額の 17.6% を占める。使用量が少ない月ほどこの比率は上がり、2026年4月は請求額の 32.6% が基本料金だった。使う量を減らしても、この部分は減らない。

燃料費調整額は自分では動かせない

20ヶ月すべての月で、燃料費調整額はマイナス(値引き)だった。2025年だけで -15,491 円、請求額の 19.5% にあたる。ただしこれは市場価格に連動する項目で、契約者が何をしたかとは関係なく増減する。同じ使い方をしていても、この項目が反転すれば請求額は上がる。節約の成果を数えるときに、この部分を自分の手柄に混ぜてはいけない。20ヶ月並べて分かったのはそこだった。

引っ越しは請求書を並べないと気づけない

2026年5月の転居では、7日間ぶん 2 つの契約が同時に生きていた。旧居の廃止精算は 2 日分で 339 円、新居の初回は 23 日分で 2,418 円。金額としては小さい。ただしこれは、請求書を月ごとに眺めていても気づかない。使用期間を並べて初めて重なりが見える。

この数字をそのまま使えないところ

地域・季節・住居の断熱性能で結果は変わる。プランが同じでも、燃料費調整額が違えば実質単価は動く。ここに出したのは「この条件のこの人が、この期間に実際に払った額」であって、平均でも目安でもない。